3.地域ワークショップ結果
(1)第 1 回・第 2 回ワークショップ
①実施概要 1)日時・
参加者数
第1回 平成29年9月9日(土) 9:30∼11:30 参加者数:11人
第2回 平成29年9月14日(木) 18:30∼20:30 参加者数:7人
2)会場 柏陽会館 集会室
3)テーマ ・地域の良い点・誇れる点、気になる点は何ですか? ・地域にあると便利なサービスや施設は何ですか?
4)周知方法 ・「地域住民向けアンケート調査票」配布時に案内及び参加登録票を同封 (平成29年8月11日、13日配布)
・生活情報紙「ちゃんと」にチラシ及び参加申込票を折込 (平成29年8月31日、9月1日配布)
・上記参加登録者への郵送案内(平成29年9月1日、9日)
②結果概要
1)地域の良い点・誇れる点
ア)環境 ・自然環境に恵まれている
・跨線橋から見た団地の風景、煙突のある風景 ・市民大掃除が良い(柏陽町、年4回)
・花等きれいにしている家が多く、景観がいい ・花の街として綺麗な街づくりを市全体で行っている ・地域的には非常に良いところ
・ここがよい
・都会でもなく田舎でもない住みやすい街 ・閑静な住宅街。夜も騒がしくない ・地域でごみのパトロール
イ)利便性 ・生活環境に恵まれている(学校・病院・保育園・店に近い) ・小・中学校が近い
・小・中学校が近い範囲に集約している ・JR恵み野駅西口から病院・お店が近い ・JR・エコバスが便利
・交通の便が良い
・交通に便利(札幌に電車で30分、空港に電車で20分) ・商業施設(スーパー等)が多くあり徒歩圏内に数か所ある ・恵み野里見開発により、買い物などに便利
ウ)交流
[イベント・日常]
・小・中学校との連携が良好である
・子どもが多い(体操への参加→10日で1500名)
・まつりへの参加が多い(子供まつり:200名、神社まつり:200名) ・一人暮らしの多いところ。お互いに励まし合っている
・地域で仲が良い エ)交流
2)地域の課題
ア)環境 ・河川管理(植生)
・犬の糞が散乱していることがあり、市民のマナーが悪い ・ごみのポイ捨てが多い
・ゴミステーション散らばり
・ガード下の自転車が放置したままになっている ・マナーが悪い(除雪・ごみ)
・ごみ捨てのルールを守らない ・柏陽町4丁目に雪堆積場がない ・雪の問題(築山)
・市の緊急の放送が聞こえにくい(有線) ・自衛隊の駐屯地が多く騒音が気になる
・市営住宅周りの駐車場。柵が傷んで景観が悪い ・車へのいたずら
イ)利便性 ・市内バスの本数が少ない ・市役所が遠い
ウ)道路 ・地下道の自転車が危険 ・照明が少ない(道路) ・特に歩道の舗装状態が悪い
・すみれ幼稚園・かしわ幼稚園付近の歩道が少ない ・バリアフリーの少なさ
エ)交流
[スペース・施設]
・柏陽憩の家の利用実態がわからない ・柏陽町3丁目・恵央町に公共施設がない
・大学・専門学校があるが、若者が交流・遊ぶ環境が少ない オ)活動施設・広場 ・総合体育館が、人が混みすぎて狭く、使い勝手が悪い
・中島公園が遠い ・柏陽会館がせまい
カ)町内会 ・アパート・マンション住人の町内会加入率が少ない
・町内会に加入する世帯が年々少なくなり、コミュニティの低下が気になる ・アパート入居者が町内会に入ってない
キ)駐車場 ・アパート用の駐車場が少ない・せまい
・駐車場に住人以外の車が停まっていることが頻繁にある
ク)その他 ・図書館の指定管理者は札幌からきているため、地元の民間が活躍できない ・災害に対する住民の意識が低く感じる
・年寄りが多くなりつつある ・子どもの貧困率が高い(6%)
・恵庭市の経済が活性化していないと感じる ・企業誘致など、恵庭独自の産業が少ない
3)地域にあると便利なサービスや施設のアイディア ア)環境 ・防音工事
・住宅地より花、農園の空地 ・家庭菜園できる土地づくり ・自分たちで菜園など育てる意識 ・家庭菜園や花畑
・花壇の設置(花の街・除雪) イ)利便性 ・JRの高架
ウ)道路 ・自転車の専用道路(JR恵み野駅∼JR恵庭駅) エ)交流
[イベント・日常]
・一人ではなく、多くの人が集まるお茶会等を地域でするのはどうだろうか ・地域住民が自ら集まって地域について考える機会をつくるといい
オ)交流
[スペース・施設]
・学童クラブ
・学校区でのふれあい
・若草地区(小・中学校)コミュニティスクールの活用 ・若者が気軽に集える施設
・子ども食堂の施設
・親の所得に関係なく子どもの学ぶ場・遊ぶ場 ・地域のふれあい施設(子ども・老人ともに) ・年寄りが集まれる場所が欲しい。総合体育館は遠い ・独居老人が集える施設
・文化施設(ミュージシャン・音楽・夢創館のような)
・公共施設(柏陽会館・柏陽憩の家に防災活動を取り入れた部屋を備える) ・地域住民が集う場所(バリアフリー)。図書館・カフェ・調理室等の役割を
持つ
・コミュニティ施設の整備(柏陽会館・柏陽憩の家) ・いろんな世代のスポーツ、文化の集合施設。レク・勉強会 ・娯楽施設
・カラオケ
・集会所(1階)と新しい団地の集約 ・恵央町内会の会館がほしい
カ)活動施設・広場 ・空地(災害時に使用) ・体育施設・野球場
・公園の整備(ゆとりのある・親子がゆっくりできる) ・市民活動を活発に行い発表できる施設
・スポーツ施設があればよい
・異業種の交流ができる施設(産学官金)
・恵庭市の企業や住民が利用できる施設(企業PR・会議室・プレゼルーム) ・運動公園を作ってほしい(広い年齢層の方が利用できる)
・遊具が買えないなら、自分たちで考えて遊ぶ公園
・恵庭は川が多いので、川を利用した公園があったらいいと思います ・「花」をテーマとした施設
・「美しい街づくり」の推進するテーマ館
キ)市営住宅 ・平屋団地が何棟かあっても(作っても)いいのではないか ・団地は3階まで(エレベーター・車いす対応)
・マイノリティ対応の団地・アパートづくり(駅・病院・店近く) ・恵央団地の駐車場出入口が大小合って不便。同じ広さにしてほしい ク)その他 ・JR恵み野駅内に売店がほしい
・防災センターの誘致
(2)第3回ワークショップ
①実施概要 1)日時・
参加者数
・平成30年1月18日(木)13:30∼15:00 参加者数:21人
(内訳)・専門学校学生:18人 ・地域住民 : 3人
2)会場 学校法人産業技術学園 北海道ハイテクノロジー専門学校 第7校舎3階 プレゼンテーション室
3)テーマ ・子どもから高齢者まで、皆が楽しく交流できるきっかけや仕掛けのアイディアは? 4)周知方法 ・第1回地域ワークショップ参加者への郵送案内(平成29年12月24日)
・生活情報紙「ちゃんと」にチラシ及び参加申込票を折込 (平成30年1月11日、12日配布)
②結果概要
1)地域の良い点・誇れる点
ア)環境 ・公園が多く、広い ・花がきれい ・花壇がきれい
・「恵庭」という市の名称に恥じないくらい、花がある ・自然が多い
・住みやすい ・静か
・工場がなく、空がきれい ・ベンチが多い
イ)利便性 ・JR駅の近くにいろんなサービス施設がある ・JR駅を基点に商業施設や住宅がある ・JR駅前に病院がある
・新千歳空港や札幌に近い
・一か所に店が集まっているので生活しやすい ・恵み野地区にスーパーが多い
・フレスポが便利
ウ)商業施設 ・コンビニが多い
・飲食店が多い
・100円ショップが多い ・美容室が多い
エ)道路 ・道路の舗装がきれい ・道幅が広い
オ)道の駅 ・道の駅が有名になってきた ・道の駅が栄えている
カ)その他 ・地域交流が盛ん ・文教施設がある
・老人ホーム等が多い ・食べ物に力が入っている ・野菜が安く手に入る ・土地が広い
・コミュニティーバスが安い
2)地域の課題
ア)利便性 ・JR恵み野駅に快速が止まらない イ)活動施設・広場 ・子供が外で遊べる場所が少ない
・みんなで集まって話したりできる場所がない
ウ)交流
[イベント・日常]
・イベントが少ない
・若い人たちが参加するイベントがあまりない
エ)商業施設 ・セイコーマート以外のコンビニが少ない
・JR恵み野駅から専門学校までの通学路に、ローソンしかコンビニがない ・銭湯が少ない
・本屋が少ない
オ)道路 ・横断歩道や歩行者信号が少ない カ)娯楽 ・若者向けの集まれる施設がない
・映画館やボーリング場など、遊べる施設がない ・娯楽施設が少ない
・若者を引き付けるようなものがない
・学生が多いのに学生がメリットを得ることができるものが少ない
3)多世代交流ができるきっかけや仕掛けのアイディア
ア)利便性 ・JRの本数を増やしてほしい ・JR恵み野駅に快速が止まるとよい
イ)活動施設・広場 ・運動用の施設が欲しい ・人工芝のグラウンドが欲しい ・子供が外で遊べる場所を増やす ・恵み野地区に体育館がほしい
・ウインタースポーツができる場所が欲しい
ウ)交流
[イベント・日常]
・市や町内会でのイベントを増やす ・地下街をつくって、催し物を多くする ・祭りを開催する
・意見交換会を地域でも多く開く ・防災訓練を行う
・ゲーム大会を開催する ・雪まつりを開く
・町内会だけでなく、学校単位で花植えに参加する
・体育館みたいなホールを作って運動やイベントを開催する
・空いている土地(公園を含め)を使って運動会やフリーマーケットを開催 ・地域対抗の運動会を開催する
・公民館などでサークル活動を行う
・北海道ハイテクノロジー専門学校の IT メディア学科で PC お悩み相談室を する
・ジェネレーションギャップを無くす交流会を開催する
・デジタルデバイド(情報格差)を無くすための交流イベントなどを開催す る
エ)商業施設 ・メジャーなカフェ・喫茶店があるとよい
・楽器屋が欲しい ・CDショップが欲しい ・洋服屋が欲しい ・本屋が欲しい
オ)特産品 ・恵庭の特産品のかぼちゃを使ったイベント
・ハロウィンのお祭りを開く ・かぼちゃを使ったレストラン
カ)娯楽 ・ラウンドワンが欲しい ・映画館がほしい
・ゲームセンターを増やしてほしい ・ボーリング場を復活させ大会を開く
キ)その他 ・ご近所にあいさつをする
・保育施設を増やし、より多くの若い世代を呼び込む
・千歳市にできた「まちライブラリー」のような場所があるとよい ・JR恵み野駅にエスカレーターを置いてほしい
・まちの中の舗道をロードヒーティングにしてほしい ・温泉に交通機関がほしい
4.公営住宅におけるPPP/PFI事業事例調査報告
(1)広島市
①調査実施概要
調査対象 ・広島市営吉島住宅(広島市) 調査日時 ・平成29年10月4日(水)
調査者 ・株式会社シー・アイ・エス計画研究所 ・恵庭市建設部建築課
②事業概要
・PFI事業によるデメリットとして、直接建設よりも行政側の事務負担・手続きが煩雑。法に基 づく手続きが非常に多い。特に準備助走期間中、アドバイザリー契約は行っていたが、行政とし て対応すべき事項が直接建設に比べて多い。メリットとして、余剰地売却によるコストメリット が出る場合は良いと考えるが、それがなければPFI事業として取り組むメリットは小さい。 ・吉島住宅建替事業完了後は、建替対象公営住宅がなかったためPFI案件もない。広島市として
吉島住宅建替事業のPFI事業が最初、かつ現時点でも唯一のPFI事業。
・「BT+指定管理者」と「BTO」の比較では、公営住宅以外の管理物件がないこと、かつ既に公 営住宅の指定管理者制度を導入しており吉島住宅のみの管理をPFI事業に組み込む(BTOと する)ことのメリットが認められないことから、BT方式となった。
・地元経済への配慮としては地元企業が構成員に加わることによる加点項目とした。吉島住宅建替 事業を仮に直接建設とした場合、この団地の戸数規模であっても地元建設事業者だけによる受注 ということはなく、大手建設事業者が必ず入る。
・入札方式についてはコストメリットを第一優先と考え、総合評価一般競争入札方式とした。 事業名称 広島市営吉島住宅更新事業
住所 広島市中区吉島新町一丁目 敷地面積 約13,000㎡(7区画)
管理戸数 228戸(簡二14棟76戸、中耐6棟152戸) 入居戸数 164戸
・事業実施計画の策定
・市営住宅整備業務(第1期、第2期) ・仮移転支援業務(第1期、第2期) ・余剰地活用業務(第1期、第2期)
1DK(約35㎡) 25戸(高齢者単身世帯向け(シルバーハウジング)) 2DK(約45㎡)
2DK(約55㎡) 65戸(小家族(2∼3人世帯)向け) 3DK(約65㎡) 30戸(家族(3∼5人世帯)向け) 2LDK(約65㎡) 5戸(車いす常用者向け) 合計 200戸
・余剰地の位置は、A案、B案の2案から、入札参加者が選択。
・余剰地活用価格(買取価格)は、区画毎に市が定める下限価格以上であること。 事業期間
事業方式 BT方式
事業者選定方式 総合評価一般競争入札方式 VFM 12∼13%(※特定事業選定時)
5戸(高齢者夫婦世帯向け(シルバーハウジング)) 70戸(高齢者単身世帯及び小家族(2∼3人世帯)向け) 事業用地
既存住宅概要
整備する市営住宅の 住戸計画
余剰地活用
・市営住宅整備業務:特定事業契約の締結日から第2期工事の引渡しが終了するH28.9.30までの期間。 ・余剰地活用業務:余剰地の所有権移転後、5年以内に完了させる。
・事業推進体制・進捗管理体制としては に全て住宅政策課で対応した。庁内会議 割で、それ以降は住宅政策課による ・余剰地活用に伴う複合施設については
者へ売却する手法であった。 ・アドバイザリー契約から事業契約
は必要という考えであった(当初 ・公募要件として、余剰地活用について
③事業実施手順・工程
④事業用地の現況写真
現況写真については、参考資料 と。
としては、本件が広島市の最初のPFI事業であったため 庁内会議は本件をPFI事業として実施するという による対応。団地入居者の移転については住宅整備課 ついては、余剰地活用企業が施設整備後に土地建物一括
事業契約まで3年間かかった。途中、市長選があり中断 当初のアドバイザリー契約は2年間)。
について用途提示はしていない。
参考資料「5.PPP/PFI勉強会開催記録(P.120
であったため、基本的 するという決定までの役 住宅整備課による対応。 土地建物一括で介護事業
中断したが、2年間
120)」を参照のこ
(2)大阪府
①調査実施概要
調査対象 ・大阪府営枚方田ノ口住宅(大阪府) 調査日時 ・平成29年10月5日(木)
調査者 ・株式会社シー・アイ・エス計画研究所 ・恵庭市建設部建築課
・国土交通省住宅局住宅総合整備課
②事業概要
・「PFI事業として入札まで2年あれば足りる」というのが基本的な考えだが、田ノ口住宅の場合 5年間程要した。直前の吹田竹見台住宅の入札審査において、府財政負担が最も少ない提案が最 優秀提案として選定されない事案が発生したため、入札審査方法の見直しを図る必要が生じた。 そのため遅れが生じた。
・仮移転、移転支援業務については、法に基づく行為は府が実施し、それ以外を民間事業者に任せ るという考え方。民間借家を探すこと(斡旋)や、引越し業者を選定、日程調整すること等、府 直轄ではできない(すべて、住民に負担をかけていた)ため、サービスの質が高まっていると考 える。
・入札説明書に記載した入居者の仮移転戸数、住宅替戸数については、府自ら住民に聞き取り調査 している。よって、PFI事業者と入居者が揉めるということは基本的にはない。実際に住んで いないはずの人が住んでいたなど、想定外事象、もめた場合などは支援業務対象から外して府で 引き取った。そのことによる事業全体の遅れは府のリスクとしている。
・地元経済配慮という考え方はない。中小企業加算点を設けている。 事業名称 大阪府営枚方田ノ口住宅民活プロジェクト
住所 枚方市交北3丁目
敷地面積 約23,700㎡ 管理戸数 320戸(中耐8棟)
入居戸数 178戸
1DK(約36㎡) 8∼10戸 2DK(約49㎡)
3DK(約60㎡) 90∼94戸 4DK(約72㎡) 6∼8戸
MAIハウス1DK(約49㎡) 1戸(車いす常用者が居住する世帯向け) MAIハウス2DK(約60㎡) 2戸(車いす常用者が居住する世帯向け) MAIハウス3DK(約72㎡) 2戸(車いす常用者が居住する世帯向け)
合計 200戸
・活用用地は3,000㎡以上とし、事業区域の東側に配すること。
・活用用地の対価(買取価格)は、府が行う鑑定等を参考に算定した価格に基づいて適正性を審査する。 ※下限価格の設定は無い。
事業期間
事業方式 BT方式
事業者選定方式 総合評価一般競争入札方式 VFM 3.8%(※特定事業選定時) 事業用地
既存住宅概要
事業概要
整備する市営住宅の 住戸計画
85∼89戸 ・事業計画の策定
・府営住宅整備業務 ・入居者移転支援業務 ・用地活用業務
用地活用
・直接建設とPFI事業での業務負担 相当軽減される。工事に係る業務負担 FI事業の方が相当負担が大きい ・業務推進体制は技術担当2名+入居者
訳ではなく、別件の直接建設も担当 理と考える。
・PFI事業メリットを引き出す要件 かが重要。また、工区が2つ以上 生するが、民間活力導入の場合は 期が早まりPFI事業が有利になる
③事業実施手順・工程
④事業用地の現況写真
現況写真については、参考資料 と。
業務負担の大小としては、入居者移転業務に関してPFI 業務負担は直接建設とそれほど変わらない。事業準備 きい。トータルで考えると業務負担の差は小さい。
入居者移転担当2名。業務としてPFI事業だけ 担当していた。PFI事業の担当者が1人だけでは
要件として、開発需要の見込める余剰地活用をセットできるか 以上に分かれる事業の場合、直接建設であればタイムラグが
は同時進行(並行実施)ということもあり得るため になる。
参考資料「5.PPP/PFI勉強会開催記録(P.123
PFI事業の方が 準備についてはP 。
だけを担当していた では事業実施は無
をセットできるか否 であればタイムラグが必ず発 るため、事業完了時
123)」を参照のこ
(3)小松市
①調査実施概要
調査対象 ・小松市営川辺町住宅(石川県小松市) 調査日時 ・平成29年12月12日(火)
調査者 ・株式会社シー・アイ・エス計画研究所
②事業概要
・当初、市営住宅建替事業をPFI事業として実施していく認識はなかったが、検討経緯の中で事 業手続きのフォーマットとして「PFI法に基づく手続き」を採用した。
・市役所として余剰地活用(宅地開発)のノウハウがなく、市営住宅建替事業との一括発注でまち づくりを推進することを目的として「PFI事業」を採用した。
・「VFM7.0%」は市営住宅建替事業部分のみのLCC比較で算出している。
→余剰地活用(宅地開発)は民間事業であり公共(行政)が関与することはないため、VFM算 出は市営住宅建替事業部分のみとした。
→「VFM7.0%」と算出した「PFI事業のLCC」を「市営住宅整備に係る対価の予定価格 (買取上限額)」として設定した(予定価格を上回る提案は失格となる)。
・入居者移転支援業務については民間側の事業リスクになると判断したため組み込まないこととし た。
・地元経済への配慮として、以下の工夫がなされている。
→建設事業者の資格要件:「建設業法第3条第1項の許可に係る営業所の所在地が小松市内にある こと」
→審査基準「地元への貢献」:
「地元企業等の積極的な参画など地元経済への配慮」・・・5点/定性点 70 点 ※総合評点(100 点)=定量点(30 点)+定性点(70 点)
事業名称 小松市営川辺町住宅建替事業
住所 小松市川辺町3−60他 敷地面積 約18,000㎡
管理戸数 145戸(簡平、簡二31棟) 入居戸数 94戸(事業契約締結時点)
1LDK(50㎡標準) 25戸 25戸 50戸
2LDK(65㎡標準) 25戸 10戸 35戸
3LDK(75㎡標準) 20戸 5戸 25戸
合計 70戸 40戸 110戸
・宅地開発を実施すること。一部収益施設や福祉施設の設置は余剰地の30%までは可能とする。 ・余剰地売却価格(買取価格)は、予定価格以上で提案すること(下回る場合は失格)。
事業期間
事業方式 BT方式
事業者選定方式 総合評価一般競争入札方式
VFM 7.0%(特定事業選定時) ※契約金額に基づくVFMは算出していない。 事業用地
既存住宅概要
事業概要
・事業計画の策定 ・市営住宅整備業務
・余剰地活用業務(付帯事業)
整備する市営住宅の 住戸計画
余剰地活用
③事業実施手順・工程
④事業用地の現況写真
最寄バス停から2号棟を望む
既存住棟で使われていた地元産瓦を
む 1号棟全景
を再利用 戸建宅地開発した余剰地からから3号棟を望む
5.PPP/PFI 勉強会開催記録
(1)開催の主旨
地元企業・検討体制委員等を対象として、事業の先進事例等の取組みなどを通して、公営住宅に
おける民間活用事業やPPP/PFI事業等の理解醸成を図ることを目的とした。
(2)開催経緯
※各回の資料については、講師が公表を認めたもののみを掲載している。 第 1 回 日時 平成29年 9 月 1 日(金)10:00∼12:00
会場 恵庭商工会議所 中会議室
(講演前説明)PPP/PFIについて(事業方式等の概要と比較)
テーマ1:恵庭市におけるPPP/PFIの取組について
○恵庭市PPPに関する基本方針について
【講師】恵庭市建設部建築課
○緑と語らいの広場複合施設整備事業概要について
【講師】恵庭市企画振興部まちづくり推進課
テーマ2:北海道内における民間等との連携による公営住宅整備の事例
○当別町「住みよい本町地区検討プロジェクト」における検討について
【講師】株式会社ノーザンクロス 都市政策事業部
○「釧路町コレクティブハウジング(公営住宅)+地区福祉拠点施設運営
(NPO法人による優先使用権)」の事例について
【講師】株式会社シー・アイ・エス計画研究所
第 2 回 日時 平成29年10月18日(金)13:30∼15:30
会場 恵庭商工会議所 大会議室
テーマ:北海道内におけるPFI事業の事例
∼ファイナンスから見る、PFI事業を通した地域の活性化について
○北海道内におけるPFI事業の活用事例について
【講師】北洋銀行ソリューション部
フィナンシャルソリューショングループ
○北海道銀行におけるPFI事業の事例
【講師】北海道銀行 地域振興公務部
第 3 回 日時 平成29年11月9日(木)10:00∼12:00
会場 恵庭市民会館 2階 大会議室
テーマ1:公営住宅整備におけるPPP/PFI事業の視察報告
・広島市営吉島住宅
・大阪府営牧原田ノ口住宅
【講師】株式会社シー・アイ・エス計画研究所
テーマ2:PFI事業による公営住宅整備の事例
(3)開催概要
①第 1 回勉強会
※テーマ2の資料は全て非公開資料のため掲載していない。
1)日 時 平成29年 9 月 1 日(金)10:00∼12:00
2)会 場 恵庭商工会議所 中会議室
3)講演前説明 PPP/PFIについて(事業方式等の概要と比較)
4)プログラム テーマ1:恵庭市におけるPPP/PFIの取組について
○恵庭市PPPに関する基本方針について
【講師】恵庭市建設部建築課
○緑と語らいの広場複合施設整備事業概要について
【講師】恵庭市企画振興部まちづくり推進課
テーマ2:北海道内における民間等との連携による公営住宅整備の事例
○当別町「住みよい本町地区検討プロジェクト」における検討について
【講師】株式会社ノーザンクロス 都市政策事業部
○「釧路町コレクティブハウジング(公営住宅)+地区福祉拠点施設運営
(NPO法人による優先使用権)」の事例について
【講師】株式会社シー・アイ・エス計画研究所
5)参加者数 参加者数:43名
■主なPPP/PFIの方式について
1.公共施設等の設計・建設・改修、維持管理・運営等を行う方式
PFI BTO 方式 ・民間事業者が公共施設等を設計・建設し、施設完成直後に公共側に施設 の所有権を移転し、民間事業者が維持管理・運営等を行う方式。
・業務範囲は、設計・建設、維持管理・運営等を含むことが一般的。 ・対価は、維持管理・運営期間に支払うことが一般的。
※特別目的会社(SPC):特定の事業目的のために成立される会社。PFIで は通常、SPCによる事業運営がなされる。
B=Build(建設)、T=Transfer(所有権移転)、0=Operate(運営)
BOT 方式 ・民間事業者が公共施設等を設計・建設し、維持管理・運営等を行い、事業 終了後に公共側に施設の所有権を移転する方式。
・業務範囲と契約はBTO方式と同じ。
・対価は、維持管理・運営期間に支払うことが一般的。
B=Build(建設)、0=Operate(運営))、T=Transfer(所有権移転)
BOO 方式 ・民間事業者が公共施設等を設計・建設し、維持管理・運営等を行い、事業 終了時点で施設等を解体・撤去するなど公共側に施設の所有権移転がな い方式。
・業務範囲と契約はBTO方式と同じ。
・対価は、維持管理・運営期間に支払うことが一般的。 B=Build(建設)、O=Own(所有)、0=Operate(運営)
BT 方式 ・民間事業者が公共施設等を設計・建設し、公共側に施設の所有権を移転 する方式。
・業務範囲に、設計・建設を含むことが一般的。 ・対価は、施設の引き渡しまでに支払うことが一般。
B=Build(建設)、)、T=Transfer(所有権移転)
RO 方式 ・既存の公共施設等の所有権を公共側が所有したまま、民間事業者が施設 を改修し、改修後に維持管理・運営等を行う方式。
・業務範囲と契約はBTO方式と同じ。
・対価は維持管理・運営期間に支払うことが一般的。 0=Operate(運営)、R=Rehabilitate(改修)
民間側の業務範囲→ 設計 建設 維持管理・運営
業務範囲 ○ ○ ○
契約形態 民間の契約主体
事業契約
特別目的会社(SPC)が多い
民間側の業務範囲→ 設計 建設 維持管理・運営
業務範囲 ○ ○ ×
契約形態 −
民間の契約主体 −
事業契約
特別目的会社(SPC) 又は民間企業グループ
資料3
PFI 以外の
手法
DBO方式 ・民間事業者に公共施設等の設計・建設を一括発注と、維持管理・運営等の 一括発注を包括して発注する方式。
・施設の所有、資金調達に関しては公共が行う方式(PFI とは異なる)。 ・業務範囲は、設計・建設、維持管理・運営等を含むことが一般的。 ・設計・建設の対価は、施設の引渡しまでに支払うことが一般的。
D=Design(設計)、B=Build(建設)、0=Operate(運営)
2.公共施設等の維持管理・運営等を行う方式
PFI 公共施設等 運営事業 (コンセッション事業)
・利用料金を収受する公共施設等について、公共側が施設の所有権を有し たまま、民間事業者が長期に渡る運営権を取得(購入)し、施設の維持管 理、・営を行う方式。
・次に掲げる事項の全てに該当する場合に採用することができる。 1)公共施設等の管理者等が公共施設等の所有権を有していること 2)公共施設等が利用料金の徴収を行うものであること
・根拠法は PFI 法であり、新設の場合は、公共施設の整備を PFI 事業として 実施した後、管理運営に公共施設等運営権制度を活用する。
O方式 ・民間事業者に公共施設等の維持管理・運営等を長期契約等により一括発 注や性能発注※する方式。
O=Operate(運営) PFI
以外の 手法
指定管理者制度 ・地方公共団地が公の維持管理・運営等を管理者として指定した民間事業 者に包括的に実施させる手法。
包括的民間委託 ・公共施設等の維持管理・運営段階における複数業務・複数年度の性能発 注による業務委託。
※性能発注:発注者が業務の具体的な仕様・条件を細かく規定して発注する仕様発注ではなく、アウ
トプット(性能)に着目して民間事業者が果たすべき義務を規定して発注する方式。 民間側の業務範囲→ 設計 建設 維持管理・運営
業務範囲 ○ ○ ○
契約形態 事業契約
民間の契約主体 特別目的会社
(SPC)が多い
工事請負契約
②第2回勉強会
※第2回勉強会資料は全て非公開資料のため掲載していない。
③第3回勉強会
※テーマ2の資料は非公開資料のため掲載していない。
1)日 時 平成29年10月18日(金)13:30∼15:30
2)会 場 恵庭商工会議所 大会議室
3)プログラム テーマ:北海道内におけるPFI事業の事例
∼ファイナンスから見る、PFI事業を通した地域の活性化について
○北海道内におけるPFI事業の活用事例について
【講師】北洋銀行 ソリューション部
フィナンシャルソリューショングループ
○北海道銀行におけるPFI事業の事例
【講師】北海道銀行 地域振興公務部
4)参加者数 参加者数:28名
1)日 時 平成29年11月9日(木)10:00∼12:00
2)会 場 恵庭市民会館 2 階 大会議室
3)プログラム テーマ1:公営住宅整備におけるPPP/PFI事業の視察報告
・広島市営吉島住宅
・大阪府営牧原田ノ口住宅
【講師】株式会社シー・アイ・エス計画研究所
テーマ2:PFI事業による公営住宅整備の事例
【講師】株式会社市浦ハウジング&プランニング 大阪支店